職場の人事評価って不公平だと思いませんか?
だって、自分より働いていないアイツが高評価だったりするじゃないですか?
仕事ができなくても、ゴマすりが旨い奴が上がっていける会社のシステムはおかしいですよね。
そういう時にふと思っちゃうのが転職なんですよね。
事務職は評価されず誰かに認めてほしくて介護に転職
初めまして!中堅IT企業で一般事務をしていた25歳の元OLです。
現在は特別養護老人ホームに転職しヘルパーとして働いています。
私は短大卒業後、都内のIT企業で一般事務をしていました。
周りは同じような新卒の女の子ばかり、そして数年も働けば寿退社をする人生が当たり前の場所。
事務作業は穏やかで楽しかったのですが、ふと「私の人生ってこれでいいのかな?」と思えてきたんです。
毎日決まったルーティンワークの繰り返し。
バリバリ働いて実績を上げるのは総合職の男性ばかりで、私たちはどれだけ正確な仕事をしても工夫をしても何も評価をされない。
次第に、「私がこの仕事に貢献をした感覚が欲しい!」「私も直接、誰かの役に立ちたい!」気持ちが大きくなってきました。
仕事内容は主に電話番、データ入力、ファイリング、お客様対応の四つ。
それらの仕事は介護職への転職には役に立たないと思われがちですが、お客様対応の際に「どうしたら気持ちよく商談に入っていただけるか?」と試行錯誤を繰り返していたことが、介護職に必須であるホスピタリティにつながったと考えています。
事務職で評価されず一歩も踏み出せなかったが祖母が転機
入社直後から漠然と「私、いつまでもこの仕事をしていていいのかな」「一生この事務作業を続けていて飽きないか」って辞める理由を探していました。
そんな私の背中を押してくれたキッカケは、同居していた祖母が認知症になり特別養護老人ホームに入居したこと。
ずっと一緒に暮らしていた祖母と離れるのは、私にとってショッキングな出来事。
祖母はこれからどのような施設に入るのだろう?穏やかな余生を送れるのだろうか?と家族の皆が心配し入居後は毎週のように面会に行きました。
その際、ヘルパーさんやケアマネさんとの交流があり、皆さん活き活きと仕事をされている姿が強く印象に残りました。
元々、見ず知らずの高齢者の世話をするのは大変な仕事だろう、きついだろうと勝手なイメージ。
しかし実際は、誰もが自分の仕事に誇りを感じ、祖母を心の底から思いやって世話をしている姿がありました。
自分が就いている仕事は、お給料も悪くはありませんし心身ともに楽です。
でも介護職には、私が人生の中で探していた「やりがい」があのではないかと淡い期待を込めて転職を考え始めました。
元事務職はキャリアコンサルタントに転職を丸投げした
まずは祖母の担当ヘルパーさんに話を伺い、私のような完全未経験者でも介護職で通用するのか正社員としての雇用は可能なのか聞いてみました。
彼女は優しく私の相談に乗ってくれて、介護職は多くの未経験者に対して門戸が開かれているから大丈夫、粘り強く探せばきっといい就職先が見つかると背中を押してくれました。
なんとなく、「転職するなら転職エージェントに頼もう」って認識があったため、複数の20代専門の転職エージェントに登録。
また近所にあるハローワークにも行ってみました。
事務職はそれ自体が人気職種であるためか、「なぜ転職をするのか?」「介護職に対する認識が甘いのではないか?」と、キャリアコンサルタントから質問をされました。
最初は、それらの質問になかなか筋の通った答えが出せません。
しかし、こうした面談を通して「なぜ自分は介護職に就きたいのか」が明確になったように思えます。
自宅から通える範囲内にある老人介護施設の、正社員求人をいくつか紹介していただき、仕事が終わってから何度も職務経歴書の添削や面接練習に通いました。
転職活動と同時並行で、介護職員初任者研修を受講し、入職前に介護の知識を学びました。
未経験ですが、しっかり介護の予習をしている的なアピールをすることもできました。
転職時期を明確には決めていなかったので、気になった施設を一つ一つじっくりと受けていき、3社目で現在の職場に内定を頂くことができました。
事務職で評価もされなかったがケアマネ目指し奮闘中
初めて経験する介護職は衝撃の連続でしたね。
常に人様の命を預かる覚悟、そして「人生の最期」に向き合う覚悟は並大抵のものではありません。
しかしだからこそ、自分は今、利用者様にとってなくてはならない仕事をしている強い使命感を持つことができています。
夜勤を含むシフト制での勤務が、カレンダー通りに休めていた自分にできるか最も心配でしたが、意外とそれは苦労しませんでした。
緊張感と責任感が多い仕事であるため、眠くなるなんて考えられません。
むしろ仕事中は、疲れを感じることすら忘れ、全力で利用者様に向き合えている自分がいます。
同僚は福祉系の大学を出た人や、既に介護福祉士の資格を持っている人もいて、日々彼らについていくための勉強が欠かせません。
だからこそ、自分も資格を取ろう!と目標が生まれ、常に向上心を持って生きることができています。
介護職には多くの資格があり、最終目標であるケアマネジャーになるには、かなりの実務経験を積まなければなりません。
しかし、毎日が緊張と勉強の連続ではありません。
シフト制の仕事は平日がお休みになることが多く、空いている映画館や美術館に行ってリフレッシュしたり休みを調節すれば旅行へ行くことも可能です。
自分の人生を充実させながら、ご利用者様の人生もできる限り充実させることが自分たちの使命と再認識をする毎日ですね。
思い切って転職をして、大きなやりがいを見つけられて本当に良かったです。
評価されない事務職が介護に転職して念願が叶った話
- バリバリ働いても実績を上げるのは総合職の男性ばかりで不満
- 祖母が特別養護老人ホームに入居したキッカケで転職活動
- 20代特化の転職エージェントに丸投げしてお世話してもらった
- 人の命を預かる覚悟と向上心をもって日々充実
あああ