こんにちは!有料老人ホームの夜勤専任スタッフとして働いてますすみれです。
最近は夜の女と呼ばれちゃっていますが、志を持って夜のお仕事頑張ってます!夜の有料老人ホームではどんな成長があったのでしょうか?
介護転職を考えた理由は2人で全フロア対応の重労働
有料老人ホームで夜勤専任スタッフとしての仕事が始まりました。
今までと違う夜の環境にドキドキ私。
週2回の仕事になりますが、夜勤に出勤する日は子どもの送り迎えをしたあとに自宅でできるだけ仮眠をし仕事に行くのが日課。
出勤をしホームの遅番の方からの申し送り。
夜の部は、4フロアを夜勤者2人体制で業務を行っていきます。
相手の夜勤者と息をピッタリ合わせ、協力して仕事をするとスムーズですよね?
私がこっちやるから、そっちはあなたがよろしくね。あの方は今ぐっすり寝てるけど2時頃には起きてくるよね。
誰と誰は私が見回りに行くから任せてねって、介護の押しと後は個人プレーでは務まらないのでコミュニケーションはメチャメチャ大事です。
夜勤の仕事は、日中の業務とは違い夜間の排泄介助、見回り、眠れない方の対応をすることになります。
ナースコールが同時になったり、夜になると覚醒し徘徊してしまう方と夜間はむしろ忙しい業務内容でした。
2人でこなすには、かなりの仕事量ですよ。
全速力で駆け回らなければならないこともシバシバ。
でも私は、夜勤の仕事は初体験ではないため、これといって抵抗感もなく仕事をすることができました。
しかし、暗闇の中廊下からソロソロと歩いて来られる方に遭遇すると、何度同じ経験をしてもギョっとしてビックリしていまいますよね?
以前の職場同様、老人ホームでしたので利用者様は在宅で暮らせない方が入所してくることも多く、お身体が不自由な方や認知症の方もいらっしゃいます。
日中は穏やかな方が、夜になると表情や人格まで変わってしまう、夜間せん妄という症状の利用者様も数名いらっしゃいました。
「あそこに男の人が立っているでしょ?」「人形が喋っているわ。」と幻覚や幻聴が起こる方もいます。
夜になると、「家に帰るわ。」と荷物をまとめてウロウロされる方もいます。
日中の介護では見られない光景があり、そんな時適切な対応を取ることに四苦八苦しましたが毎回が勉強の場です。
見回りやオムツ交換も多くあり、どうしたら効率よく業務をこなせるか、オムツ交換は丁寧且つスピーディに行う技術も段々とついて行きました。
僕は止められなかったなぁ…
お見事!!さすが介護士って思った。
介護転職する際に夜勤でミスを連発した私の失敗談が影響
そのうちに夜勤の要領もつかめ業務もにも慣れていく私。
施設の利用者様は元気な方から重度な病気の方もいらっしゃり、亡くなられる方もいらしたり様々なケースに携わる必要があり私はどんどん場数を踏んでいきました。
夜勤中に看取りをした時はメチャメチャ悲しい気持ちで、涙を堪えるに必死でしたね。
お別れの後はしっかりと前を向き、気持ちの切り替えをしなければなりません。
利用者様はお一人だけではないので、どんなに悲しくてもいつも通りの業務をやり遂げるのがプロの介護士。
4フロアを2人の夜勤者で業務を行い、業務をこなすには頭も身体もしっかり適応しなければ仕事が終わりません。
夜勤の仕事は日中の仕事よりも手当てが良いメリットもありますが、仕事の量を考えると割に合わない時も多々ありました。
仮眠はあるものの、夜間起きていなければならない仕事ですから、過労からうつ病など体の症状に異常が表れる職員も多かったのが実情。
明日は我が身かなと思うことも多々ありましたね。
時々、夜勤前に充分に仮眠が取れず出勤すると凄まじい睡魔に襲われました。朝方、記録を書きながらメチャメチャ眠い時間帯があります。
あの睡魔に耐えるのはまさに自分との闘い。
残念ながら、判断ミスや業務漏れを起こしてしまう回数も増えました。
週に2回の夜勤であっても、体内時計が狂って体力的にキツイ状態が目立つようになりました。
そんな中、疲れた体で認知症や夜間せん妄の方の対応をするのは辛い辞めたいと思うようになっていく私。
しかし、介護福祉士を取得できる時期になった私は、この職場にいるうちに絶対に取得をしようと強く心に決めていました。
その目標があったので、多少体がキツく不満があっても乗り越えられたんじゃないかなぁ。
介護転職する中で人間関係を重視の職場は不満が減る体験
今までの経験や人から話を聞いて感じたことは、 どの職業にも当てはまりますが離職率が低い職場は間違いなく人間関係が良い職場。
夜勤シフトでも、どの職員と一緒に勤務になっても不満を抱かないくらいに人間関係が良好で環境が整っています。
私の職場は皆仲が良かったですね、プライベートで食事や飲み会を開くことも多い職場でした。
日頃の悩みや愚痴をこぼす場所があることは、メチャメチャ大事なんですよね?
環境が整っていると人間関係の悪い職場で働いているよりも、ストレスが溜まらずに体の疲れ具合まで全然違ってきます。
不満が出ることも少ないです。
ただでさえ夜勤は体力を使う仕事なので、人間関係とチームワークは大切にしなければなりません。
なるべくストレスを溜めないよう、私も他の職員との関係は良好であるように努めました。
職場では平均的に20代の若手が多く、夜食として食べ物を差し入れたり、ちょっとしたコミュニケーションも欠かさず取るよう心掛けました。
もちろん、業務がなあなあになってしまってはいけません。
場を和ませつつ、仕事はしっかりと進め進めるように努めましたからね。
人間関係を良好にすることで、仕事のやり易さや進め方はかなり違って良いものになっていきます。
心配事や急な対応も慌てず済みますし、そのあたりを心がけ介護福祉士の資格を絶対取得する一心で勉強をしながら仕事をこなしていきました。
もちろん、体調管理と睡眠を充分にとるよう心がけました。
二重丸をあげよう
あなたはここの職員じゃないでしょう!!ってね。
介護転職を3度繰り返して起こりうる弊害を考える私
私が2度転職し3度目の転職を考えて感じたことは、介護職を辞めたい人の多くは介護の仕事は好きだけど人間関係や業務の負担のストレスで体を壊し退職を考えていることがわかりました。
私自身もそうでしたが、せっかく好きな仕事を辞めて後悔するのはもったいないじゃないですか?
介護職は継続することにより、ずっとスキルが残りレベルアップしていきます。
また、学歴は全く関係なくキャリアアップができますし、資格の取得や役職に就くと確実な収入アップにも繋がります。
私は夜勤が体力的に辛くなりましたが、辞めることを考えると同時に介護職で働き続けるとどんなメリットがあるか、先々どうしたいのかもよく検討するようになっていました。
職場での人間関係はメチャメチャ悪いわけではありませんでしたが、中には合わない方も当然いました。
もちろん、イラっとすることを言われ一日中ブルーだったこともあります。
職場のスタッフはそれぞれ価値観があり、それぞれの介護観で仕事をしています。
それを全部否定するのではなく、その方の介護感を受け入れて同調してみると、こういう考え方もあるのかと新たな発見があったりするもんですよね。
3度目の転職を考えた時、人間関係やコミュニケーションの大切さが重要と強く感じる私。コミュニケーションのスキルは年々上がってきているのが手に取るように感じていました。
今後の職場では、特に人間関係を大事にしていこうと今回の職場でも気づきや成長があったすみれでした。
有料老人ホームから夜勤専門スタッフに転職した体験談
- 夜勤は同僚とのコンビネーションが大切
- 夜勤前に仮眠できず睡魔に襲われミス連発
- 辛くても愚痴をこぼせる職場仲間がいた
- 退職者の多くが人間関係絡みのストレスを抱えている
夜勤手当は介護職にとって生命線だから簡単にはいかないよね?