女性って面接にはスーツで行くべきか私服で行くべきか迷いませんか?
これまでにも女性の採用を担当してきた僕ですが、介護業界で面接官を担当するようになって「女性ってこんなにも服装で迷うのか」と思ってしまいます。
結論から言えば、迷ったらスーツで面接に赴くのが基本。
服装で合否が決まることはありませんが、あまりにも場違いな私服だと即お引き取り頂く場合もありますよ。
介護面接は最初の5分であなたの印象が固まってしまう
面接で服装の印象を決定付ける明るさや誠実さの印象をいい形で与えるためには、清潔感に尽きると言って過言ではありません。
そんなことは分かっているし気を付けていると転職者の皆さんはおっしりますが、驚くべきことに基本的なことができていない転職者がほとんど。
肩にフケが溜まった汚れたスーツを着用している40代や、ストッキングが伝線したままの女性は数えきれないほど僕は見てきました。
僕は、「よっぽど慌ててたのかな?緊張しているのかな?って想像してしまいますが、面接直前って究極の緊張状態に陥るものです。
普段から服装には気を付けてはいるものの、そんな緊張状態では抜け落ちたり飛んでしまったりは起こって当然ですが、簡単に回避できるんじゃないでしょうか?
例えば、勝負面接の日は
- 必ず朝シャワーに入りシャンプーする
- 必ずクリーニングしたスーツを着用する
- 出発前は姿鏡と家族とでダブルチェックする
更に、面接会場周辺へは時間に余裕を持って到着し、商業施設のトイレでもう一度チェック。
たったこれだけで、フケやストッキングの伝線は99%回避することが可能ですし、寝ぐせやネクタイのゆがみや爪の汚れ等も面接官にチェックされる前に自分で直せます。
転職者のあなたが、この面接だけは絶対合格したい気持ちで挑むなら、予想される懸念点は全て潰しておくべきですよね。
介護面接で50代女性が気を付けるのは清潔感のあるスーツ
介護業界で面接を担当していて、面接の場にスーツで来ない転職者は圧倒的に男性よりも女性の方が多いですね。
転職エージェントが同伴している場合は、女性でもスーツ着用率はほぼ100%近いのに対し、やはり単独で来られる方や直接応募してきた方は私服で来る確率が高い。
最近では、人材不足もあいまって私服で面接OKの事業所も増えましたがm僕も含め古いタイプの面接官は、やはりスーツを着こなす女性を好む傾向は強いですね。
だからと言って、40代女性がパッツンパッツンのリクルートスーツでやって来るのもどうなん?って思ってしまう。
就活時に作った大切なリクルートスーツなのは分かります、わざわざ転職活動のためにスーツを新調するのは経済的にも厳しいのも分かります。
しかし、出産で体験が変わってしまった40代のリクルートスーツはあり得ないほどの違和感を感じます。
POINTその1:スーツ
上下揃っている2ピースのスーツが手元にあるなら問題ありませんが、スーツの上着は襟付きと決まっている古いタイプの面接官もまだまだ多いため安心はできません。
極まれにですが、フリフリの襟付きスーツを着用してくる40代がいて年相応でない違和感を感じます。
派手過ぎない色がいいですね。
ダークカラー系は一般的に安心感を与え、淡いピンク系はゆるりとしたイメージを与えると言われています。
ベージュ系は遣い方が難しく、僕個人の印象として服負けしている方が多く感じるので、ここは無難にダークカラー系で面接に挑むのがベストですね。
あと、僕達男性面接官はどうしても女性の足元に目が行きがちです。
かなり前に作ったスカートを履く場合、椅子に座った時短すぎるものは極力避け、必ず膝が隠れる長さのもを履きましょう。
同じようにパンツの場合も、丈が長すぎるとだらしない印象を与えてしまいますから、気を付けてくださいね。
POINTその2:インナー
インナーは、シャツでもカットソーでも可ですが、シャツを着用する場合は、白か淡いピンク色あるいはクリーム色等の清潔感を感じさせる色合いにすべきですね。
カットソーを着用する場合でも同じように清潔感のある色を選び、派手な色やカジュアルっぽいスーツはあまりお勧めできません。
連日の転職活動が続いたせいなのでしょうか?
襟元や袖口が汚れたままのインナーを着用している女性がいらっしゃいますが、男性以上に悪目立ちます。
あとこれからの夏場に多いのが、胸元が開いたインナーや下着が透けて見えるシャツやカットソーを着用されている女性。
僕達男性面接官は目のやり場に困りますし、なにより「この女性は面接を何だと思っているのか?」と疑ってしまいます。
介護面接時に意外と見られる足元にも注意を払うべし
僕達男性面接官の場合、本能的に女性の足元に目が行きがちなので、足元には特に注意が必要ですね。
下品大好きな勘違い面接官であれば、お色気大作戦を使えば採用に至る可能性も無きにしも非ずですが、もうそういう時代ではありません。
僕には通用しませんし、逆にそういう意図を面接官に与えると、最悪服装で落とされますから気を付けてくださいね。
POINTその3:ストッキング
ストッキングは、無地で肌色に近いベーシュ系が最強です。
加えて言うなら、面接に挑む場合は真冬であってもタイツの着用は控えるべきですね。
柄が入ったケバいストッキングを着用する方もいらっしゃいますが、面接の場にはふさわしくありません。
これはもう何度も注意していることですが、伝線したストッキングを履いてきた場合「何があったんだろうか?」と私達面接官は面接どころではありません。
恐らく急いでてどこかで何かに引っ掛けたんでしょうが、気になって仕方がありません。
ここは万が一、トラブルになった場合を想定して替えのストッキングを持参しておくのがいいですね。
POINTその4:靴
靴は、服装にしっくり馴染む落ち着きの色を選択しましょう。
外見が派手なものでなく、ヒールの高さは5センチぐらいまででそれ相応に太いタイプを。
ヒールが擦り切れて見た目が悪くないかは事前にチェックしておきましょう。
言うまでもありませんが、男性同様靴はピカピカに磨いておきましょうね。
靴に関して特に注意点はありませんが、館内の見学をする際コツンコツンと高い音がなる場合は「キツそう」って印象を受けますね。
介護面接時の髪型は個人差があるが派手なメイクは厳禁
髪の毛は基本的に黒か茶色だよね。
髪が長い場合は、黒か茶色のゴムひもでひと纏めにて前髪が目にかからないよう括っておこう!何事もシンプルなのが一番いいですね。
ただし、介護の場においては許されても、ビジネスの場である面接でのノーメイクは厳禁。
逆に不自然なほどケバケバしいメイクも嫌われる原因なので、可能か限りナチュラルメイクを心掛ければ問題ありません。
介護面接に合格したいならアクセサリーにも気を付けよう
スーツ以外にも僕たち面接官がチェックしている個所は意外に多いんですよね。
例えば、スーツもメイクも完璧なのに、面接の場にリュックサックでやって来る女性。
ちょっとした違和感を感じるので、できればA4のビジネスタイプのカバンを用意しましょう。
2万円もする高級なカバンを新調するのがイタい場合はレンタルでも構いませんし、UNIQLOにはそれ相応のカバンがラインナップされています。
アクセサリーは腕時計と結婚指輪以外身に着けないのが無難ですが、妙に高級な時計を身に着けている女性は違和感の塊なので注意してください。
また近年スマホの普及により腕時計をしない女性も珍しくなくなりましたが、面接はビジネスの場ですから最低限腕時計は着用すべきですね。
女子大生みたいにカバンやスマホにキャラクターをジャラジャラ付けている女性もチラホラ見ますが、面接会場に入る前に外しておくのが無難。
僕は皮肉を込めて「そのキャラクターどこで手に入れたんですか?」とか聞いちゃいますが、聞かれた時点で場違いなんだなって気付くべきですね。
間違っても「このまえUSJに行って…」などと言わないように。
もうひとつ言うなら、面接官に指示がない限りカバンは椅子の下に置きましょうね。
面接が始まる前から椅子やソファーの上にカバンやスマホを置く転職者は、一挙一動見られていることを肝に銘じるべき。
介護転職で50代女性が失敗しない服装のコツまとめ
- 面接の朝は必ずシャワーに入りシャンプーする
- 必ずクリーニングしたスーツを着用して勝負
- ぱっつんぱっつんのリクルートスーツを着た40代はかなり目立つ
- 伝線したストッキングもかなり目立つので注意
- ノーメイクで面接に挑むのもかなり無謀
- 面接の場にリュックサックは不釣り合い